一般財団法人大阪湾ベイエリア開発推進機構
spacer
イベント ベイ機構について なぎさ海道推進事業 広報誌O-BAY リンク集
ベイエリア開発整備 開発整備への提言 研究調査 ベイエリアの基礎調査 自治体不動産情報
広報誌『O-BAY』
spacer
尼崎運河 ~過去から未来へ~森と水と人が共生する“環境創造”のまち
spacer
取材協力:尼崎市都市整備局土木部 河港・21世紀の森推進課

 尼崎の南部、臨海地域に位置する尼崎運河。昭和30年、日本で最初の閘門式防潮堤として尼崎閘門(あまがさきこうもん)愛称:尼ロックが誕生。地域を水害から守る「防災機能」だけでなく、工業都市を支える国内の物流拠点港湾としてその役割を担ってきた。
 時代の流れとともに、物流機能としての役割は低下しているものの、今も年間約7,700隻もの船舶が行き交う“生きた運河”である。

 かつて工都として栄えた水運から、うるおいと安らぎを与える水辺へ。
 現在、尼崎運河を核にしたまちづくりの機運が高まっている。


日本で最大級のパナマ式運河閘門 尼崎閘門(愛称:尼ロック)

尼崎市のゼロメートル地帯。産業の発展と地盤の沈下

 「尼崎」という地名は、平安時代末頃の文献に登場する。尼とは“海の人”、つまり漁民や海民が暮らす海に突き出た地形から「あまがさき」と名付けられた。古くから水上で荷物を運ぶことに利用され、臨海部では大規模な新田が開拓。現在の尼崎運河の原型は、江戸時代に治水や水利が整備されていったことだと言われている。
 尼崎のまちは、川が運んだ土砂が堆積した土地のため、もともと土地の低いのが特徴である。日本有数の臨海工業地帯として発展した背景には、新田開発により集落が少なく、平坦な土地が広がっていたことや、運河や河川があり、船による行き来に便利であったことなどが理由にあげられる。尼崎運河がほぼ現在の形に整備されたのは、昭和17年頃である。

 その後、工場の地下水の汲み上げにより、地盤が下がり海面よりも低い「ゼロメートル地帯」ができた。尼崎運河は、日本の経済成長に貢献する一方で地盤沈下や公害問題が発生した。

<尼崎を横から見た図> 尼崎運河と海面の高さの関係

市域の約3分の1がゼロメートル地帯である

水害の教訓から生まれた「尼ロック」

 急速に工業化が進んだ臨海地域では、ゼロメートル地帯が広がり、台風のたびに高潮の被害を受けるようになった。昭和25年の「ジェーン台風」による被害はとくに深刻であり、その対策として、運河の物流機能を維持しながら、高潮や洪水などの猛威からまちを守るための大規模な閘門式防潮堤の計画がなされた。まずは高潮対策のため、閘門式防潮堤の整備を行い、昭和29年(1954)に第1閘門、昭和39年(1964)に第2閘門が完成した。
「尼ロック」とは、これら尼崎閘門の愛称であり日本初のパナマ式運河閘門である。
 この「尼ロック」には、まちを水害から守る「遊水池機能」が備わっている。台風などで大雨が予測される場合、前もってポンプなどで運河内の水位を下げ、上流の河川から流れてくる水を一定量、運河内に貯めることができる。これにより、ポンプ場の排水に余裕を持たせ、より安全な治水対策を行う。尼ロックは、船の出入口であるとともに、尼崎のまちを守る生命線である。




船の通航やまちの安全のために24時間体制で働く「尼ロック」
次へ→

spacer
line
このページの先頭へ
spacer
問い合わせ ENGLISH サイトマップ HOME
spacer
spacer spacerspacer
広報誌『O-BAY』
No.67 2017年春号 No.66 2016年冬号 No.65 2016年秋号 No.64 2016年夏号 No.63 2016年春号 No.62 2015年冬号 No.61 2015年秋号 No.60 2015年夏号 No.59 2015年春号 No.58 2014年冬号 No.57 2014年秋号 No.56 2014年夏号 No.55 2014年春号 No.54 2013年冬号 No.53 2013年秋号 No.52 2013年夏号 No.51 2013年春号 臨時号 No.50 2012年冬号 No.49 2012年秋号 No.48 2012年夏号 No.47 2012年春号 No.46 2011年秋号 No.45 2011年夏号 No.44 2011年春号 No.43 2010年冬号 No.42 2010年夏号 No.41 2010年冬号 No.40 2009年秋号 No.39 2009年春号 No.38 2009年冬号 No.37 2008年秋号 No.36 2008年夏号 No.35 2008年春号 No.34 2008年冬号 No.33 2007年秋号 No.32 2007年夏号 No.31 2007年春号 No.30 2007年冬号 No.29 2006年秋号 No.28 2006年夏号 No.27 2006年春号 No.26 2006年冬号 No.25 2005年秋号 No.24 2005年夏号 バックナンバー
spacer
サイトマップ ENGLISH お問合せ 一般財団法人大阪湾ベイエリア開発推進機構トップへ