■タラソ福岡のホームページ |
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http://www.thalasso-fukuoka.co.jp/ |
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■PFI(Private Finance Initiative) |
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民間セクターの資金調達能力、技術的能力、経営能力などを活用し、公共政策を実施する手法。 |
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公共施設等の建設、維持管理、運営等をより包括的に民間に委ね、一般的に10年以上となる長期契約において発生するリスクを官民で適切に分担し、良質で低廉な公共サービスの提供を実現する官民の新たなパートナーシップの構築を前提とした手法である。 |
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■PFIの意義 |
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市場機能の有効活用、評価制度の導入等により行政運営の効率化・活性化を図るNPM(New Public Management)の一翼を担う有力な手段と考えられる。 |
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■福岡市初のPFI「タラソ福岡」 |
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タラソ福岡は、福岡市にとって初のPFI事業で、検討を開始したのは平成10年度。PFI法(民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律:平成11年7月成立、9月施行)より先行していたため、法制定の行方をにらみながら手探りの取り組みだったと言う。 |
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■PFIを推進する福岡市 |
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市は平成13年7月に「福岡市PFIガイドライン」を策定、さらに市が予定している公共事業で、PFI導入を具体的に検討しはじめたもの、導入の可能性があるもののリストの公表を始めた(前者がショートリスト、後者がロングリストと呼ばれる)。公募時に始めて事業内容を公表するのではなく、事前に民間事業者に知らせ、時間をかけて準備してもらうのが目的だ。また、ロングリストは、民間からの発案も受け付ける。タラソ福岡の今氏が言う「公示から応募までの時間の短さ」という課題を軽減する取り組みといえる。 |
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■タラソ福岡(福岡市臨海工場余熱利用施設)の概要 |
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ごみ焼却施設の余熱を電気エネルギーとして市民に還元することを目的とする施設。事業コンセプトは「健康・運動・交流」。温海水利用の水中運動プールを中心とした「健康増進ゾーン」と地域交流の促進を目的とした「コミュニティーゾーン」から構成される複合施設として整備。 |
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PFIを採用し、整備手法は以下のように設定された。 |
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①事業方式:BOT方式(Build Operate Transfer)民間事業者は自ら資金を調達して施設の設計・建設を行ない、施設を所有し、利用者からの利用料金と市からのサービス提供料収入によって、市が提示する公共サービスを運営期間中、市民に提供する。運営期間終了後、民間事業者は施設を市に無償で譲渡する。
②運営期間:15年間
③市の支援:市は民間事業者に対し、土地の無償貸与、電力の無償供給の支援を行なうとともに、事業者が市のかわりに公共サービスを提供する対価として一定のサービス提供料を支払う。 |