「ベイ今昔写真館」では、大阪湾ベイエリアの今と昔の姿を写真で比べて、その移り変わりをご紹介します。
時代とともに変わりゆくベイエリアの歴史をお楽しみください。 |
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敏馬神社 明治期
(株式会社神戸製鋼所 所蔵) |
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平成22年 |
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岩屋周辺 昭和26年(株式会社神戸製鋼所 所蔵) |
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平成22年 |
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HAT神戸周辺の航空写真
昭和60年(神戸市 提供) |
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HAT神戸周辺の航空写真
平成16年(神戸市 提供) |
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この辺りは、昭和初期までは白砂青松の景勝地であった。201年に創建され、現存している「敏馬(みぬめ)神社」付近が神戸最古の港といわれている。大化の改新(645年)の頃は「敏馬の泊まり」として、万葉集にもこの地を詠んだ歌がある。与謝蕪村もしばしば訪れ、俳句を残しているほど風光明媚な場所であった。明治38年(1905)脇浜に誕生した神戸製鋼所は、神戸市と力を合わせて埋め立てを進め、昭和34年(1959)に高炉の火入れ式が行われ、脇浜から東の灘浜へと臨海工業地帯はめざましい発展を遂げた。
平成7年(1995)1月の阪神・淡路大震災の甚大な被害を受け、神戸製鋼所や川崎製鉄(現JFEスチール)などの工場を含むこの一帯(全域約120ha)は、「HAT神戸(Happy Active Town 神戸)」へと生まれ変わった。大規模工場の遊休化に伴う土地利用転換にあわせ、市街地復興の先導的役割を担うプロジェクトだ。平成10年(1998)にまちびらきし、IHD(国際健康開発)センタービル、神戸防災合同庁舎、JICA兵庫国際センター、人と防災未来センター、兵庫県立美術館「芸術の館」、兵庫県こころのケアセンター、学校、住宅などが次々と整備され、神戸東部新都心としての役割を果たしている。 |
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