「ベイ今昔写真館」では、大阪湾ベイエリアの今と昔の姿を写真で比べて、その移り変わりをご紹介します。
時代とともに変わりゆくベイエリアの歴史をお楽しみください。 |
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明治30年頃 高砂海水浴場
(高砂市観光協会 提供) |
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平成20年 |
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江戸末期に開かれた高砂海水浴場。砂浜には小料理屋兼茶屋が並び、左手に淡路島、右手に小豆島、正面には小さな法楽島を臨んだ。戦後もこの海水浴場はすぐに再開され、春の潮干狩り、夏の海水浴シーズンには国鉄高砂線や神姫バスで多くの行楽客が足を運んだ。昭和20年代後半には最盛期を迎えたが、その一方で昭和29年に加古郡高砂町、荒井村、印南郡伊保村、曽根町が合併し、昭和30年には工場誘致条例、昭和32年に播磨臨海工業地帯の指定を受け、工場を誘致することになった。そして昭和39年から42年頃には海岸の埋め立てが行われ、海水浴場から工業地帯へと姿を変えていった。
現在は兵庫県の整備により、県立高砂海浜公園としてかつての浜辺が復活し、人々から親しまれている。 |
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