「ベイ今昔写真館」では、大阪湾ベイエリアの今と昔の姿を写真で比べて、その移り変わりをご紹介します。
時代とともに変わりゆくベイエリアの歴史をお楽しみください。 |
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絵葉書「黒崎ノ濱の網曳」(淡輪遊園門野)
1907~1918年発行
(所蔵-風間美穂) |
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大阪府立青少年海洋センターと
淡輪ヨットハーバー |
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このあたりは「日本の夕陽百選」にも選ばれている景色のきれいな浜辺。紀貫之の「土佐日記」にも「黒崎の松原」として大阪湾に面した風光明媚な海岸として登場しています。この絵はがきの網曳きは「観光地引き網」で、1934年(昭和9年)当時一網35円で行われていたとのこと。岸辺には丈の短いコアマモ、その沖縄にはアマモがうっそうと生え、春にはコウカイやアオリイカが産卵に来る水辺でもありました。当時、「黒崎館」「菱富」などの料理旅館があり、魚釣りや行楽客でたいへんにぎわっていたそうです。現在この地域は、淡輪ヨットハーバーや大阪府立青少年海洋センターなど海のレクリエーション施設があり、多くの市民に活用されています。 |
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